italy バックナンバー
- パルマへ半日旅行 (2008/ 01/ 10)
- ミラノの王道! 黄金料理 (2007/ 12/ 05)
- 7日目 トラーパニでシチリア料理教室 (2007/ 11/ 26)
- 6日目 パレルモはごみごみ~ (2007/ 11/ 22)
- 5日目 タオルミーナから379kmのドライブ (2007/ 11/ 20)
- 4日目 シチリア上陸~タオルミーナへ (2007/ 11/ 18)
- 3日目その2 ヴァチカン感動 (2007/ 11/ 16)
- 3日目その1 映画気分 (2007/ 11/ 13)
- 2日目 ローマ2日目は行列地獄 (2007/ 11/ 12)
- 1日目 パリ経由でローマへ (2007/ 11/ 10)
2008/01/10
パルマへ半日旅行
すっかりイタリア日記のエントリー、途中になっていましたね。
ちょっと思い出しながら、書いてみようと思います。
ミラノではユーロ高の影響もあったせいか、思ったほど心ときめくものに出会うことがなかった私たち。
カフェでぼんやりお茶をのみながら過ごすのもいいのですが、せっかくなので近郊の町にでかけてみようとパルマへ小旅行。1時間半くらいで到着、私の通勤時間くらいの距離です。
駅を降りると居心地がよさそうなのんびりとした風景が広がります。
ミラノやローマにいるときのような、スリがいたらどうしようとかいうそんな緊張感がありません。やはり田舎はいいですね。
広場では、ぽかぽかあたたかい芝生の上でぶらぶら。
元サッカー選手の中田 英寿さんがパルマにいたころは、きっとたくさんの日本人がいたのでしょうが今は見渡してもどこにも日本人は見当たらず。
ちょっと午後のスケジュールもあったのであまりのんびりできなかったのですが、今思えばもう少しゆっくりすればよかったかも。
パルマにお邪魔したのは土曜日、とってもラッキーデーでした。
その理由は、駅前で開かれていた土曜市。食料品、食器、家庭用品、衣料品あらゆるものが並びます。言葉はわからないですが、人々の表情、そして空気感は世界共通です。ぶらぶら歩いているだけでもとっても楽しい。
私は、手編みのニットカーディガンを購入しました。可愛いでしょ。
帰国してから随分着込んでいますが、ほかほかであったかいです。
パルマにきた本当の目的、それは「パルマの生ハム」。
やっぱり本場のものを食べたいですからね。
しかしガイドブックに掲載されていた生ハムのお店はすべて予約で満席。若干しょんぼりし、テンションが下がってしまうといっきに動きがにぶくなる私。彼があきらめてお店を探してくれて偶然みつけたお店「ENOTECA ANTICA OSTERIA fontANA」
薄暗いワインセラーを通って入ったそのお店は活気にあふれているとっても素敵なお店。一気に機嫌がなおった私(げんきん・・・)はワイン片手にハイテンション♪
昼間からたっぷりの生ハムとワイン、二人で真っ赤なほっぺでお店を後にしました。
このお店、nakata.netでも紹介されていました。なんだかちょっと嬉しい・・・。
しかし、パルマって色々見所あるのですね。
あぁ旅行にいくときは、もう少し下調べをちゃんとしなければいけないですね。反省。
ENOTECA ANTICA OSTERIA fontANA.
VIA FARINI, 24/A PARMA.
TEL:0521-286037.
12:12 午前 [italy] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2007/12/05
ミラノの王道! 黄金料理
のんびりしたシチリアの日々。
このままずっといてもいいなぁと少し後ろ髪をひかれながら、ミラノへ移動です。
ミラノは随分前に行ったことはあったのですが、そのときはブランドショップでお買い物ばかりしていたような。海外旅行といえばそんな旅行ばかりしていたちょっと恥ずかしい時代です(同年代の方は共感してもらえるかしら)。
朝早くにトラッパーニをでてレンタカーを返却して、飛行機にのってミラノへ。
やはり都会ですねぇ、人も多くてざわざわした景色。ローマとはまた違った都会、うまくいえませんが。シチリアではトレーナー一枚ですごしていたのですが、さすがにミラノは寒いですね。ダウンジャケットに着替えました。
まずはドゥオーモへ。
500年近い歳月をかけて作られたミラノのシンボル。
天にのぼる135本の尖塔。現在、修復中で外からは広告で彩られた(涙)布で覆われていて下からの眺めはちょっとイマイチ。。
ということで、ドゥオーモ近辺にあつまるブティックなどをぶらぶら。
しかしユーロ高もあって、なかなか買おうという気持ちにまでなりません。日本のほうが安いのでは?というブランドも数多く。
ただ1つ、Max & Co.でとっても素敵な皮のショートコートを発見。お店をでても、その洋服への思いが抜けず、結局購入。今年はこのコートでいろいろなお洒落を楽しもうっと。
初日は夕方だったので、翌日にドゥオーモの中にはいり屋上の見学をしました。
ここからは尖塔の頂上に祭られているマリア像をみることができました。そしてミラノ市内を一望、やっぱり景色は都会ですね。
細かな彫刻がほどこされた柱や壁。すべてに圧倒されます。
そして、お腹もすいたところでディナーへ。
ミラノらしいお料理を食べようと「トラットリア・ミラネーゼ」へ。こちらのお店は伝統的なミラノ料理がいただける店とガイドブックに紹介されていました。
ガイドブックによると1919年に創業し、三代続く老舗店だとのこと。
地元の方、観光客の方、とても品のよいお店です。イタリアにきて思った人の楽しそうな声で賑わう雰囲気はすごくいいかんじ。
写真は、やはりミラノでは絶対たべなければいけない!と思っていた「ミラノ風リゾット=リゾット・エ・オッソ・ブッコ」。
仔牛のすね肉を煮込んだという、オッソ・ブッコはとろーりとして口の中で旨みが広がります。
そしてそのスープとともにあじわうリゾット。サフランで黄金色に色づいたリゾットは、想像していたよりも柔らかく炊かれていて少しおかゆっぽい。
アルデンテのリゾットはあまり得意ではないので、逆にこれくらいのほうが私は好きです。
あぁ美味しい~。
ほんとベタベタなくみあわせてお恥ずかしいのですが、仔牛肉をバターだけで揚げたミラノ風カツレツことコストレッタ・アッラ・ミラネーゼ。サクサクでそして中はじゅわー、揚げ物には目がない彼は、気がつくと一人で黙々たべていました・・・。
そしてアンティパストには盛り合わせをチョイス。
もうこれでお腹いっぱいになりそうなくらいの沢山なおかずが並びます。
ほんとうはここでデザートにいきたいところですが、もうお腹いっぱいでギブアップ。明日からの食い倒れツアーにそなえて、たまにはね。
あぁミラノでのお買い物はユーロ高で我慢が多そうだから、美味しいもので満たしてやる~。
Trattoria Milaneseトラットリア・ミラネーゼ
Via Santa Marta 11 Milano
Tel: 02-86451991
12:41 午前 [italy] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック
2007/11/26
7日目 トラーパニでシチリア料理教室
今回の旅行、お互い「仕事がいそがしい」を理由にぎりぎりに何もかも手をつける始末。シチリアに関しては、随分前からあの場所にいきたいなぁとかあれこれ話していたにも関わらず、オフシーズンについての読みが非常に甘かった・・・。
オフシーズンといったら本当にお店はしまっちゃうのですね。
ということで、出発5日ほど前までタオルミーナ以外は全く行き先が決まらず、途方にくれかけていました。どうしよう~と思っているときにふと見つけたブログがありました。
ブログからみえるその街の様子はとてものどかで、ゆるやか。
そしてぎりぎりでだめもとでそのブログをかかれていて、現地コーディネートをしているレイコさんにお願いしたところ、こころよいお返事をいただきトラーパニへ急遽いくことに決定。
トラーパニは、シチリアの北西にある小さな街。
オリーブオイルがとれ、塩田もあり、そして港町。海も近く、山も近く、期待以上の素敵な街でした。
散歩しながら、海を眺めたり、そんなゆるやかな時間が流れます。
朝早起きして魚市場へ。
威勢のよいおじさんがいるのは日本と同じですね。
みたことがないお魚がいっぱい、何の魚だろうと思いつつも全く英語は通じないし(といっても英語も話せませんが)、結局わからずじまい。
この日記念写真をとったおじさん、私たちのことを覚えてくれていたみたいでこの日の夕方偶然あって挨拶してくれたのですが、なんだか嬉しかったなぁ。
魚市場をでたあと、青空マーケットでもろもろ食材購入。ユーロ高い・・・。
夕方になって、お料理教室に参加。
ここではじめてレイコさんにお会いしました。
とても美人で素敵な方、かっこいいですね。そして車で10分くらいにのところにある先生のお宅へ。先生であるカロリーナさんは小学校の先生です。
とってもおしゃべりが大好きな陽気な先生、ニコニコしていて本当に可愛いです。
この日のメニューは、アーティチョークの煮込み、鯖のトマト煮、そして手打ちパスタ。彼と二人で申し込みしたのですが、彼はすっかりカメラマンとなり結局私と先生とのマンツーマンレッスンになりました。うーん贅沢。
アーティチョークははじめて扱う野菜です。結構あくが強いので下処理を丁寧にします。大きなお野菜、皮をむいたりしているとあれれ、食べるところが少ない。
そして、メインの手打ちパスタ。トラーパニの伝統手打ちパスタ”ブジアーテ”という名のねじりパスタです。
カロリーナさんによると、手打ちパスタは日曜にのんびりと作るものだそう。家族で一緒に作ったりするのかな、なんだかそれって素敵。
パスタの生地や硬さは家庭でそれぞれ異なるようで、カロリーナさんは水も少なめでこねるそうです。そんな難易度の高い生地なので素人の私はとっても大変(笑)パン作りでこねかたには慣れているつもりですが、全くだめだめでした。がんばってこねていましたが、いつまでたってもまとまらないので途中でカロリーナさんと交代。
あれれ、あっという間に生地の完成(笑)
そしてそのあとは黙々とねじねじ作業・・・これ時間かかりました。
とってもしあがりが可愛いですよね。
食感はもっちもち。
やっぱり手打ちパスタは美味しいですねぇ、一応作り方はおぼえたつもりなので、近々おうちでやってみようと思います。セモリナ粉もかっておかなきゃ。
ソースは、フレッシュトマトとバジル、にんにく、オリーブオイルをすり鉢で混ぜたもの。トマトソースというと煮込まなければいけないと思っていたのですが、こういう食べ方あるんですねぇ、すごく美味しかったです。完熟のトマトは最近一年中日本でも手に入るので、忘れないうちに復習必須。
上にのせたアーモンドたっぷりなカリカリのパン粉も最高!
鯖のトマト煮などもあれよあれよで完成。
ワインを飲み飲み、レイコさんにいろいろと通訳してもらいながら、イタリアのお料理についてなどいろいろお話を伺いました。
楽しいお話をききつつも、失業率の高さや教育のこと、食文化のこと。いいことばかりではなく変わっていかなければいけないそんなこともいろいろとお話しを伺うことができました。
この日は、その足でパレルモ宿泊の予定でしたが、もう1泊トラーパニに宿泊。
そうしてシチリアとサヨナラです。
12:09 午前 [italy] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック
2007/11/22
6日目 パレルモはごみごみ~
トラパーニで目覚めた日、この日はパレルモ観光へ。
パレルモはシチリア島の首都。シチリアの玄関口として知られています。映画「ゴットファーザー」のあの街です。
マフィアのイメージがあったのですが、今は平和な街だといろいろなWEBサイトで書いてあったのでほっと一安心。今では観光地となっているようです。
こちらの街は、いろいろなシチリア情報を教えてくれたディエーチのマスターがお気に入りだということで楽しみ~とワクワクしていました。
車で向かおうかと思ったのですが、街中はやはり渋滞がすごいのではないかと予想してトラパーニからはバスで移動しました。トラパーニからはバスで1時間と少しです。
朝、1時間に1本のバスに乗り遅れてしまい(イタリア人は意外に待ってくれない!!)、そして渋滞にはまってしまったおかげで、パレルモに到着したのは1時過ぎ・・・。
そうそう、イタリアは1時くらいから4時くらいまでお店が昼休みに入ってしまうのですよ!!もうどんぴしゃにその時間についてしまった運の悪い私たち。
もちろん狙いのマーケットにむかうものの、店じまい状態。
かろうじて開いていたデリ&カフェっぽい(といってもぜんぜんお洒落じゃない)でいくつかデリをチョイスしてランチ。
期待はしていなかったのですが、何気においしかったりして・・・
その後は・・・・。
ゴシック、ビサンチン、イスラムなどさまざまな様式で建てられたというカテドラーレにいくものの、工事中・・・。博物館にいくものの、こちらも工事・・・。
もうつくづくツイていない私たち・・・
人は多いし、道も悪いし、どうもなんだかどうなの??なんて気持ちになってきました。
ただ街並みは、いろいろな統治下におかれていた複雑な歴史を感じられるなんだかいろいろなものがミックスされた建築はすばらしい。巨大な囚人像がかかれているヌオーヴォ門はなんだか不思議。
唯一いけてよかったのは、La Coppola Stortaにいけたこと。
コッポラ帽、日本ではハンチング帽と呼ばれているもの、ちょっと斜めにかぶってマフィア風になんていいなぁと思っていました。
最近お世話になっている人にと、いくつかプレゼントに購入しました。もちろん私のもの、彼のものも購入。
いまいろいろ調べてみると、神戸にもお店があったりインターネットショッピングでも買えるみたいですね。ご興味あるかたはぜひ。
そして、パレルモで食事して帰ろうかなぁと思いつつも、結局人ごみ疲れで、トラパーニへ戻りました。やっぱり田舎ものです、私。
今回のトラパーニのコーディネートをお願いしていたレイコさんのおすすめレストラン「カンティーナ・シチリアーナ」へ。
夏には行列ができるという人気店だそうですが、この日のお客さんは私たちだけ。
オフシーズンなんだなぁって思いましたね。
前菜の盛り合わせをオーダーし、トラパーニうまれのシチリアワインをのみながら乾杯!あぁお酒がすすむ味付け(ちょっと塩辛い)
そしてクスクスと鰯とウイキョウのパスタ。かなりベタな選択ですみません・・・。
アフリカが近いシチリアではクスクスはよく食べられる食材だそう。クスクスは日本でも良く食べるのですが、こちらでいただいたクスクスはソースが独特。魚の味がするのですよね・・・美味しい。
12:17 午前 [italy] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2007/11/20
5日目 タオルミーナから379kmのドライブ
タオルミーナに到着したときの昨日はずっと曇り空。
朝、目覚めて窓をあけるとると、ぐぐーっと広がる青い空、そして広い海。こんなに素敵な朝ってあるのかしら、夢のような時間。
この季節でこんなに美しいのであれば、きっとハイシーズンの夏はまた素晴らしいのでしょう。いつかまた見るときがくることを祈りつつ、ホテルをでました。(朝ごはんについては前回のエントリー参照)
そして、車にのって「グラン・ブルー」をみたかたならご存知のイゾラ・ベッラ(美しい島)へ。
もちろんこの時期になると海で泳いでいる人はおらず、いたのはなんだかちょっと変な(w)水着の撮影。
ちょっとポーズが田舎臭い。あまり高級なファッション雑誌ではないことは確かかな・・・。
そんな静かな海は、透き通っていてとても美しくそして気持ちがよい。
いつも見慣れている湘南の海とはまた違っています。すーっと吸い込まれそうなそんな気持ちがする海。
何もしないでボーっとする時間。
こういう時間はほんとうに久しぶりだなぁって。
散歩しながら、たくさんたくさん写真を写しました。
まるで夏のように日差しが強くて、その様子が写真からもわかる。
・ドライブ続行
そして、名残を惜しみながら車にのりこみ次の目的地であるトラパーニへ出発。
本当は、シチリア半島のつまさきである「メッシーナ」によるつもりだったのだけれども、メッシーナに到着するやいなや恐ろしい(いやそんなことばで言っていいのか)渋滞にはまってしまい、もう途中でかなりテンションがさがってきてメッシーナは断念。
やはり左ハンドルで車線が日本とは違うって、彼のようなかなり運転がなれているひとでもストレスになるみたいですね。
かなりつらそうな顔をしながら運転している様子をみながら、そう思いました。
そして途中、高速道路のインターチェンジによってこぶし大のアランチーニをいただく。
アランチーニとは、円錐型になったライスコロッケみたいなもの。まわりは細かいパン粉がついていてカリカリ。
トマトベースのごはんにモッツアレラチーズが入っているもの。ひとつでお腹いっぱいになります。
「小さなオレンジ」という意味だそうですが、小さくないとおもいますが・・・。
そしてはるばる長い道のりをドライブして、次なる目的地トラパーニへ到着。
夜ご飯を何にしようと思っていたのですが、とんでもない大雨が降ってきたので朝ごはんに食べようかなと思って買出ししていた野菜やデリで即席晩御飯。
実は、この日宿泊したのはキッチンつきのレジデンス「Alle due Badie」。
鍋もお皿もありました。
さっと茹でたカリフラワーにレタス、デリで買ったクスクス、シーフードサラダ、そして近所のベーカリーで買ったパン。
トラパーニ産のエクストラバージンオイルと塩も大活躍。
ちょっとシチリアに住んでいる気分♪
今回のルートは・・・やはり長かった・・・
12:46 午前 [italy] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2007/11/18
4日目 シチリア上陸~タオルミーナへ
朝早起きして、ローマから飛行機でシチリアへ移動。テルミナ駅から空港まで列車を乗り継ぎ空港まで。
安いエアを使ったので、飛行機も少しおんぼろ。日本語が機内にかかれていたのでもしや日本の飛行機のお古???
1時間ほどのフライトでカターニャへ到着。ここでレンタカーで移動。
そしてこのあと、恐ろしい大雨に見舞われてしまいます。
それは視界が見えないほど・・・彼のテンションは急降下。さらに車線は日本の逆、そしてマニュアル左ハンドルというなれない環境。ヒヤヒヤしながら本日の目的地であるタオルミーナへ向かいました。
☆Hotel Villa Ducale 到着
いろいろ道に迷った末に、タオルミーナのこの日のホテル「Hotel Villa Ducale」に到着。
そこは、市街地から少し離れた高台にあり、ベランダからはタオルミーナを一望、エトナ火山も眺められるという素晴らしいロケーション。
ハイシーズンはとっても宿泊ができないくらいのこのホテルも、このオフシーズンならではのほぼ半額以下で140ユーロ。シーズンオフでお店はあまり開いていないというそんな時期だけど、このホテルに宿泊できたのは本当によかった。
朝ごはんも、景色の美しいところで豪華ビュッフェ。もっと一杯食べればよかったなぁ。
お部屋がなんといってもラブリー。アメニティはなんとエトロ、部屋にはお花がたくさん飾られていて、なんだかお姫様気分です。1泊しか予約しなかったことを心から後悔しました。3泊くらいがベストですね。
ホテルでしばしまったりしたあとお茶でもしようと街中に散歩。歩いてだけ通れる階段を抜けて15分くらい中心部に到着。いい散歩コースです。
ガイドブックに書かれていたお店「シェイカーバー」で、カフェ・グラニータをオーダー。グラニータにはたっぷりの生クリームにブリオッシュ。あぁ、幸せ~。
しばしお店を探索するものの、おみやげやさんが中心となっていてあまりそそられるもののなく、部屋に戻りしばしのんびり昼寝。ローマでは歩きっぱなしだったので、こういうのんびりした時間はなんだか久しぶり。
そして気がつくと夕方になり、またまた街中へ(山から食べ物をもとめて里に降りる太った熊状態)。
☆La Tavernetta Ristorante taormina
luccaのizumiさんからぜひともとおすすめされていた、「La Tavernetta Ristorante taormina」へ。教えてもらわなければ絶対わからなかったそんな場所にレストランはあります。
お店にはいると一番乗り、その後パラパラとお客さんが入ってきました。この日他のレストランをみるとガラガラのところが多かったので、きっと人気のレストランなのだと思います。
izumiさんの日記にあるようなクネクネしたお店の方はあいにくいなかったのですが、お店の方はみな親切でやさしい。
お魚を中心におすすめのお料理をいただきました。
太刀魚をロールしたものを揚げたお料理、これが美味しかったですねぇ。
ローマとはまた違ったお料理、これほど地方によって違うとは。そして憧れのシチリア料理、これは日本人の口にはあいますね。
ワインも空になりかけたそんなとき、流しのミュージシャンが登場。ご機嫌な様子でテーブルを回ります。へんてこな踊りつきでちょっと面白かった。
izumiさん、お勧めありがとう~。もう1泊してたら、私たちまた行っちゃいそうでした。
しかし、このあたりから私の顔が丸くなりはじめます・・・記念写真が嫌になってきました。帰国したらダイエットと思っていますが、なかなかタイミングが・・・明日からがんばります!(と、ここで宣言)
シチリアはじめイタリア旅行については、以下の地図で詳細を確認ください。
09:58 午後 [italy] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック
2007/11/16
3日目その2 ヴァチカン感動
しつこくローマ観光。
前日、人生最大の大行列に巻き込まれ(その時の様子)途中断念したヴァチカンへ再び。
・サン・ピエトロ広場
半円型の回廊には円柱が284本並び、そして140人の聖人像が並ぶその姿は圧巻。
ヴァチカンすごいよー、ないちゃうよといっていたのはこれなのかしら。(あとでそうではないのに気がつきます)。
毎週日曜日正午には、法王が姿を見せて広場に集まった人に挨拶をするそう。この日は日曜日、その後だったのか沢山のイスが並んでいました。
・サン・ピエトロ大聖堂
1626年に完成した、カソリックの総本山。
入り口に入るとミケランジェロの作品があるなど、素晴らしい宗教画が目の前に広がります。上をみても下をみても右をみても左をみても・・・美しすぎてなんだか感動が湧き上がるというのはこういうことなのだろうでしょうか。
ローマ最終日、ここにきてよかった。
確かに涙がでそうなくらい美しい。
ガイドブックには、あまり詳しくそして大きく書かれていないのですよね、これなんでだろう。ここはスペイン広場より絶対いったほうがいいはずなのに・・・
・サンタンジェロ城へ
すっかりふぬけのようになりながら、最後の観光としてサンタンジェロ城へ。
こっこがすばらしかったのは、テラスから眺めるサン・ピエトロ大聖堂。
建物の中にあるカフェでカプチーノを飲んでいると、ちょうど夕方だったのでどんどん広がっていく夕焼け空!なんとも美しいではないですか。
二人してこの美しさをカメラにおさめよう!と必死にシャッターを押すものの、カメラテクがない私たちは、ブレブレ~。しかし負けません。そして、景色も生で楽しみたいなんて欲張り気分も湧き上がり。
「うっとり~」→「パシャ(カメラ)」→「うっとり~」→「パシャ(カメラ)」・・・
落ち着きのない私たちです。
・日曜のディナーはかなーり要注意
ガイドブックをみてレストランを探すものの、ほとんど日曜はお休み・・・。
私たちの視点だと日曜って商売としては稼ぎどきなのにもったいないなぁと思うのですが。カトリック系の国では日曜日は『安息日』としていて、朝のミサへ行く以外は家でのんびり過ごすと言うのが常なようです。とはいえ日曜は人多かったけどなぁ。
もしかしたら数年後はそう
そして数少ないレストランをまわると予約でいっぱいやら、貸切パーティやら。
若干不機嫌になり始める私たちです。しかしやりばがなく無言(私たちも大人になりかつてのような無駄な言い争いはしなくなりました)。
そしてようやく発見!のトラットリア。ローマ最古のリストランテ「ラ・カンパーナ」
入り口にはずらっと並ぶアンティパスト。しかしお店に入るとカジュアルな服装な私たちってちょっぴり浮いてる???
アマチャトリーナ、ポルチーニのパスタ、トリッパ、牛煮込み(名前忘れた)をオーダー。やはりこの時期のポルチーニは美味しいですねぇ。トロッとしていてとても香りもよく美味しかったです。
しかしローマにきていろいろパスタを食べていて思ったのですが、アルデンテってこだわっているのって日本だけ???ローマではしっかり茹でてあるものが多かったです。もしかしたらローマだけなのかもしれないのですが。
胃袋も時間もいっぱいいっぱい・・・。またまた千鳥足でホテルにもどり、一眠りと思ったら夜中の3時!またまたやらかしちゃったと慌ててシャワーにはいり、明日にむけてとっとと眠りにつきました。
ローマ最終日はのんだくれー。
12:57 午前 [italy] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック
2007/11/13
3日目その1 映画気分
3日目、こてこてのローマ観光です。
ローマ帝国のすごさに驚きつつ、ローマの休日をめぐったり、ガイドブック片手にまわったという感じ。でもそれもかなり楽しいのです。
・コロッセオ
紀元80年建築の高さ57メートル、周囲527メートルの巨大円形劇場跡。
約4万人の奴隷を使って8年で完成したそうです。
巨大なローマ帝国については、高校で世界史の時間に習っていたもののうるおぼえ。ただ実際にコロッセオを見た瞬間にあのとき鼻息を荒くして語っていた当時の先生の顔が目に浮かび、その歴史の偉大さがいまごろになってじんわり肌で感じることができました。
彼はしきりに「すごい、すごい」と連発しながら珍しくカメラを連写。こういう建物って男性は響くのですねぇ・・・。
随分と崩壊が進んでいるものの、逆にそれが想像をかきたててくれて一瞬身震いがするかんじでした。
・フォロ・ロマーノ
コロッセオの興奮を引きずりつつ、街中を散歩。ローマ最大の凱旋門(くぐれないけど)を通り、フォロ・ロマーノへ。フォノ・ロマーノは「ローマの公共広場」。
コロッセオ同様、権力のすごさが・・・・。
同じ時代をきっと私(の魂?前世)がいたのだろうけど、ローマにいたのかどこにいたのでしょうね。もしやそのときの記憶が思い出されるか?なんて目を閉じてみましたが全くさっぱりでした。
・真実の口
名画「ローマの休日」でおなじみの真実の口がある「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」へ。
ローマの休日は、洋画というもので感動したはじめての作品だったと思います。オードリーが本当に可愛くて、子供の頃勉強机にオードリーのポストカードを何枚も貼っていました。
そして、ここも行列。ただもうローマでは行列なれしていたので意外に平気。30分ほど待ったでしょうか、ようやく待ちに待った記念撮影。
「うそつきが手をいれるとかまれるという言い伝え」
そんなドキドキ感はうっかり(!)忘れてテンション高めで記念撮影。
そして近くのカフェでランチ。うーん、まぁそれなりに・・・。
・スペイン広場、トレビの泉
おなじみローマの休日コースで。
オードリー演じるアン王女がジェラートを食べるあのシーンで有名なスペイン広場です。
期待をしてそそくさといったものの、人でうじゃうじゃ~。
建物には大きな広告がはられ(渋谷の109みたい)そして変なおもしろおもちゃを売る人がいたり、日本語で話しかけてくる変なおじさん。なんだか怪しい、実際すりなどが非常に多いようですよ。
もう、落ち着かないったらありゃしない、早々に退散しました。
そしてお約束のジェラートで一休み。スペイン広場では、飲食が禁止されているようで映画のようには食べ歩きはできないようです(ちょっと残念)。
ガイドブックに掲載されていたジェラートショップ、さすがに夏ではないのでお客さんはまばら・・・私が選んだバナナフレイバー。すごく美味しかったです。
そして気分一新と、次なる目的地トレビの泉にでかけたのですが、こちらも・・・うじゃうじゃ系。
こちらもお決まりのポーズをとって退散です。
あぁ・・・といろいろと疲れるスポットでした。
08:00 午後 [italy] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2007/11/12
2日目 ローマ2日目は行列地獄
今日は実はイタリア旅行最終日、帰りたくない病です。
実は本日メインイベントのサッカー観戦があったのですが、実は直前にファン同士の死亡事故があったらしく、急遽試合中止・・・。彼は現在ふて寝中です。
旅行にきた思いを呼び起こしながらブログを書いています。
☆朝市へ
2日目、少々時差ぼけを感じつつ朝ごはんをぱぱっと食べて、街の中心にあるカンポ・デ・フィオリー広場で開かれている朝市へ。
朝7時くらいから開いているとのこと、私たちがいった9時前は少し終わった感じ・・・。想像したほどの活気はなく、静かな感じ。
私は国内外問わず旅にでると朝市にいくのが大好きです。地元ではそれほどいけていないのですが(普段は寝坊さんなのです)。
やはり地のものを見るのって楽しいですよね。
あぁこれ何だろうとか想像するだけでかなり気持ちが舞い上がります。この日やはり目がいったのは、今旬のポルチーニ、もちろん生。そそられます~。
広場の中には、カフェなども並んでいました。ホテルで朝ごはんを食べたことを少し後悔・・・。
そしてこの日、彼のメインイベントであるセリエAのチケットを購入するため街中にあるラツィオ・ポイントへ。日本から予約しなくても、すごいカードなければ現地調達も可能です。
今回の試合は「ラツィオvsフィオレンティーナ」。気合いれていったのですが15時から発売だとか・・・とりあえず予約。
☆ヴァチカン美術館
そして、私のメインイベント(?)ヴァチカンへ。
あらゆる人から、ヴァチカンは感動するよといわれていたのでもう期待高し。
そしてメトロを乗り継ぎCripro-Musei Vatican駅に降りて5分。
そしてびっくり!すごい行列です。
世界的な人気スポットとは聞いていましたが、これはひどすぎます。
ただここで引き下がるわけにもいかず待つこと2時間、いや3時間・・・トイレもランチも我慢して・・・入った博物館、その甲斐あってとてもすばらしくそして美しいものでした。
宗教画については、ほとんど造詣がない私がこんなに感動してしまうなんて。
システィーナ礼拝堂にあるご存知ミケランジェロ「最後の審判」何年もわたって修復が行われているようで、色彩はとても鮮やかで壮大な感じはとてもルネッサンス時代にかかれたものとは思えませんでした。
こちらの博物館は全長7キロ、まともにまわると・・・ということで大分はしょってまわったのですがそれでも2時間。館内で貸し出ししているガイドはとてもわかりやすく作品の説明をしてくれるので重宝しました。
すっかり歩きつかれ、お腹もペコペコ。館内のセルフサービスのレストランで軽く食事をとりました。味は・・・。
☆セリエA観戦
そしてホテルにもどって厚い上着をもって、スタジオ・オリンピコへ。昼間は半そででもOKなローマですが、夜はびっくりするくらい寒くなります。
ヨーロッパでサッカーをみるのは、ポルトガル、スペイン、ドイツ(オリンピック)。
やはり熱気はすごいですね。
今回の試合、ラツィオは今シーズン下位チームらしくなんだかあれれのプレイも目立ち、おかげでブーイングがすごかったです。そのためかなんだか荒ぎみで終わり、なんだか二人消化不良でしたね・・・。
そして景気なおしに、またまたガイドブックに書いてあるレストラン探しへ。
ちなみにいろいろなガイドブックやネットをみるとローマは中心部よりも郊外が美味しいと書かれていることが多く、宿泊先はとってもよいところにあったのですがレストランは辺鄙なところにわざわざ出かけておりました。今回はPiramide駅周辺を探索。
彼にむりやり地図をおしつけ、迷ったらイライラして不機嫌になる私。最高にタチが悪いです。
やはりこの日も出足がおそかったせいか何店も満席やらでフラれてしまいます。もしくは行列・・・ローマでは行列に悩まされます(今後も)。
☆すごいおいしい!Pizzeria Remo
そしてもうあきらめかけた最後として行ったのは「Pizzeria Remo」。
ここでも軽い行列ができていたのですが、団体様が多かったので突然ごぼう抜きでレストランに入ることができました。
こちらのお店、元気なピザ職人がビールを飲みながら(笑)陽気に楽しんでいる、そんな活気のある雰囲気。店の入り口では、窯からどんどんでてくるカリカリピザ。
干しタラのフライで軽く前菜(?)その後ピザ登場。
ここのピザは本当においしかった。パリッとさくさく~。前日いただいたピザももちろん美味しかったのですが、こちらのお店のものは生地がすごい軽い。
おすすめというピッツァ・レーモは、豚の腸詰、モッツアレラ、なす、きのこがたっぷり。少し塩味が効いていたのでビールがぐびぐび進みます。ローマではわたし的には一番かもなぁ。
とにかく今日は並び疲れですよ・・・足がパンパンになっていました。そして変な体制で寝てしまい翌日は寝違えで首痛に悩まされることになります。
02:45 午前 [italy] | 固定リンク | コメント (1)
2007/11/10
1日目 パリ経由でローマへ
チャオ!
現在、イタリア旅行も最終目的地のミラノに来ております。
今回の旅行には、パソコンをお供にもっていきました。そのため更新ができる~ということで、久々のブログ更新です。
インターネットにつながる環境でいろいろ調べながら旅行・・・なんてかっこよく思っていたのですが、宿泊したホテルにはほとんど環境が整っていませんでした(笑)。ミラノでようやく・・・。
今回は日記帳と化していたパソコン。そんなダラダラとしたエントリー。もしいつかイタリアに旅行される方がいれば、ぜひこちらをプリントアウトしてお供に・・・というのは冗談ですが、イタリアにいかれたことがあるかたは一緒に共感してもらえれば。
ということで、しばし旅行記でおゆるしくださいませ。
ディエーチのご夫妻、luccaのizumiさん、そして現地でお世話になった佐藤さん。本当にありがとうございます。
直前までストライキを実施していた(ヒヤヒヤ)エールフランスを使って、パリ経由でローマへ。今思えばパリに1泊位してもよかったかな。
空港についたあと列車にのってローマのメインステーションであるテルミニ駅へ。その後目的のホテルにバスをのりついで移動するも、フロントでシャワーが壊れているやなんやらで突然のホテル移動!!長い飛行機をのってきた疲れがどっと・・・でてしまいました。
移動先のホテルは、古くて狭いホテルでしたがお湯はちゃんとでるし、繁華街であるナヴォーナ広場からすぐでアクセスもよかったです。
・Ciccia Bomba
疲労した体を癒すべく、美味しいものを食べようとレストランへ。
ガイドブックに掲載されていた、人気のリストランテ「Ciccia Bomba」へ。もう時は9時近くにも関わらず、行列。
近くのレストランはガラガラなのに・・・。それはよほど美味しいに違いない!と並ぶこと30分以上。
まずは定番を抑えようと、カルボナーラにアランチーニ、そしてこのお店お勧めのピザを。
あぁやっぱり美味しい~。カルボナーラは日本のようなあのこってりさがなくクリーミー。あまり好きではないカルボナーラ、一気に大好きになりました。
ピザもとっても美味しかったですが、正直具がたくさんのりすぎていて、正しい判断はできないかも。マルゲリータなどを注文すればよかったかな。
疲労&すきっ腹でお酒をのんだ二人、もともと強くないものですから、そのままホテルで爆睡・・・
追伸
機内食、やっぱりあまり好きではない・・・。
Ciccia Bomba (Ristorante- Pizzeria)
Via del Governo Vecchio, 76
tel: 0668802108